withコロナによる「定時」の崩壊 複業が普通になる時代
コロナウィルスの感染拡大、
そしてwithコロナ時代の突入により、
企業と個人が
今までの生活を変えざるおえなくなりました。
企業はリモートワークや
時差出勤を積極的に取り入れるようになり、
直接人が接触する機会を減らす努力をしています。
その結果、
同じ時間に出社して同じ時間に退社するといった
「定時」の概念が
しだいに薄まりつつあるのが現在の状況です。
皆さんの中には新しくなった生活の中で、
今までとは違う生き方を模索しようと
している方もいるのではないでしょうか?
今回は、
コロナの影響が生活者に
どのような価値観の変化をもたらしたのか、
将来的に複業が
一般的に認められる可能性について解説します。
就労時間の減少にともなう生活の変化
コロナの感染拡大による対策に
リモートワークがありますが、
これら働き方の変化により、
平均就労時間が2019年に比べて1時間23分
減少したと発表されています。
時間に余裕ができたことによって、
その分を別の時間に使うことが可能になりました。
表で見ると分かるように、
自己啓発・学習が去年よりも7分多く使われています。
会社での就労時間が減少した一方で、
自己投資にあてる時間は増えています。
兼業・副業を希望する人たちの増加
会社員の価値観にも変化が表れています。
現在の仕事・働き方を解消する、
又は満足度を高めるため考えている取り組みとして
「副業」をあげた会社員の割合が
2018年が51%に対して2020年が66%です。
また、非営利活動・起業・フリーランスが
上昇したのに対して、
転職は2018年よりも減少しています。
ここから読み取れることは、
今まで一般的だった会社依存の働き方が変化して、
個人での働くことを
意識する人たちが増加したということです。
企業戦略の転換による新しい時代の働き方
ただ、
マーケティング アイズ株式会社
代表取締役理央周さんは
こう論じています。
コロナ禍を経験したことで、
『定時』という概念は薄れていくでしょうね。
そもそも企業とは、
人を一定時間働かせる組織ではなく、
利益を出す組織。同じ人員を
8時間働かせた場合と5時間働かせた場合で、
同じ利益が出るのであれば、
定時にこだわらなくていいはずです。
企業は、本来あるべき姿に
なっていくのだと思います
「定時」ってもう必要ない? コロナで変わった“働く時間”の在り方
https://www.fnn.jp/articles/-/64595
副業や兼業の意識が
社会的に高まりつつある現状、
企業もその流れに逆らうことはできません。
経営戦略の見直しが迫られています。
表を見ると分かるように、
「持続可能性を重視した経営への転換」を
意識している企業は多数あります。
コロナによって、
時間や場所に縛られずとも利益を出すことが
可能であることが分かった以上、
今までの経営体制を維持し続けても、
被雇用者の評価が得られないと
企業側も認識しつつあります。
今後、
「持続可能性を重視した経営への転換」に
ともない環境に縛られない
自由な働き方が一般化されることでしょう。
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