フェイスブック集客~準備編~
このパートではいよいよフェイスブック集客のテクニックについてお話していきます。今回は準備編なので、もしかすると、「地味な作業が多いな」と感じる方も結構いらっしゃると思います。でも、そこで面倒だからと準備もせずに次のパートの実践をしてもまず思うような効果は出せません。それこそ野球やサッカーをやろうと思ったら必ず準備運動をしますよね。
そうしないと本来の力が出せません。集客も同じで、下準備がちゃんとできていれば、その時点で8割は成功しています。ここまで見てくださった方なら大丈夫だとは思いますが、ぜひ自分ごとに置き換えてしっかり学んでみてくださいね。それでは、さっそくはじめていきましょう。
Facebook集客を始める前の3つの準備
Facebook集客の前に必ず行うべき準備は次の3ステップです。
- 運用する目的を決める
- ターゲットのお客様を決める
- 発信コンセプトを決める
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、マーケティングの基本は、ざっくり言えば「方向性」と「お客様」をいかに決めて具体的なアクションプランに落とし込むか、これにつきます。この考え方を身につけておくと、いろんなビジネスに応用がききますよそれぞれくわしく見ていきましょう。
①アカウントを運用する目的を決めよう
最初は、アカウントの運用目的を決めることです。
「え、当然集客でしょ?」
と思われた方もいるかもしれませんね。集客にもさまざまな段階があります。
- 自分や商品のことをまず知ってもらう(認知拡大)
- 「面白そう」と感じてもらう(興味喚起)
- 購入を迷っているお客様へのひと押し(セールス)
- すでに購入してくれたお客様へのフォロー(リピート促進)
①から④の流れで、徐々にお客様との距離を縮めて、信頼を作っていくんですね。フェイスブック集客でよくありがちな失敗が①や②をすっ飛ばして、③をやろうとするケースです。フェイスブックはユーザー同士が交流し合う場なので、これをやらかすと、ほぼ100%嫌われます。これからフェイスブックを始める人なら大半が①からのスタートです。自分がどのフェーズにいて、何を目的にすればいいか定期的に見直してみてくださいね。
②Facebookでターゲットにするお客様を決めよう
次にターゲットのお客様を絞りましょう。ターゲットを決めるのはフェイスブックに限らず、集客全般において非常に大切なポイントなのでぜひこの機会に押さえておきましょう。具体的なやり方をわかりやすくお伝えしていきますね。
②-1.商品を必要としているお客様は「誰」なのか?
まず集客をするわけですから、当然売りたい商品やサービスがあると思います。もし今準備中の方は、商品作りの参考にもなるのでぜひ頭に入れておいてくださいね。さて、質問です。あなたの商品を最も必要としているお客様はどんな人ですか?なんとなくぼんやり、20代の女性、とか30代のサラリーマンというイメージが浮かんだ人もいると思うんですが、ここではもっと掘り下げていきましょう。
たとえば、僕はふだん集客コンサルタントとして活動していますが、どういったお客様がターゲットかというとオンライン集客に苦手意識のある占い師セラピスト、コーチコンサルなど先生業相談業の人なんですね。そういった方に向けてSNSやブログ、HPで半自動的にオンラインのみで販売できる仕組みを提供して、働く時間を半分にして売上を10倍にできるそんな状況を実現させています。ターゲットを決める時に大切なのは自分が売りたい相手ではなく、自分の商品をほしがっていて、一番価値を感じてくれる相手にすること。ここは本当に重要なのできちんとメモしておいてくださいね。
②-2.Facebookユーザーの年齢分布を理解する
ターゲットのお客様を決めたところで、ここでFacebookユーザーの年齢分布を思い出してみましょう。Facebookのユーザーは、日本だと30~40代が多めで、特にビジネスマンの比率が高い傾向です。先ほど決めたターゲットのお客様が、仮に10代の学生をイメージした内容だとしたらFacebook集客はあまり向いていません。認知アップにはなるかもしれませんがセールスまで持っていくのはかなり大変ですね。
そういった場合、特に個人アカウントの発信で、成果を出そうとするのは非効率的なので
- インスタなど10代の割合が多いSNSをメインにする
- Googleから検索できるFacebookページの活動に注力する
- 他のSNSを入口にしてから、メンバー限定のFacebookグループやライブに誘導してお客様との関係値を深めながら成約率を上げる
といった対策が考えられます。逆に30~40代のように利用者が多い層をターゲットにしているのであれば、個人アカウントで友達を増やしつつアプローチしていくのも有効ですね。
②-3.ターゲットが適切かどうかは運用しながら検証
こうやってターゲットのお客様を決めても、実際運用してみると、思っていたような反応がなかったということもよくあります。特にターゲットを決め慣れていない人は実際とズレがあって当然だと考えておきましょう。いろんな人の投稿を見ながら
「こうしたらもっと効果がでるかな?」
「こんなお客様にも、商品の価値を感じてもらえるかも」
みたいな感じで、仮説と検証を繰り返しながら改善していくものです。
もしターゲット決めに手こずるようなら、まずはざっくり決めておいて、個人アカウントでリサーチを兼ねてとにかく運用してみましょう。実際に手を動かしてみると気づきがたくさんありますよ。
③Facebookの発信コンセプトを決めよう
Facebookを実際に運用する前に忘れずに決めておきたいのがコンセプトです。単にコミュニケーションを楽しむだけなら雑談ネタでもなんでも、好きな投稿をすればいいのですが、今回のゴールは集客。つまり、ビジネス目線で投稿する必要があるんです。ブログみたいにいつも役立つ投稿ばかりしろというわけではありませんが日常的な話題を盛り込むにしても
「あなたは何の専門家なのか」
という点だけは常に意識しておく必要があります。
たとえば、僕は個人アカウントは最近ほぼ使わずにFacebookページ中心で運用してますが、個人アカウントでもし発信をがんばるなら妻の話でもなんでも、最後には必ずビジネス目線の内容にしますね。日頃のネタでもビジネスにつなげられることって、実はたくさんあります。もし思いつかない人は、他の人の投稿を見ながら、勉強してみてくださいね。後のパートでフェイスブック集客がうまい企業や個人事業主の方の事例も紹介しますのでそちらもお見逃しなく。
課題4 フェイスブックの発信コンセプトを決めよう
フェイスブックの投稿では、投稿の方向性を決めるコンセプトが大切です。この課題で、あなたのビジネスに合ったコンセプトを作っていきましょう。
発信のコンセプトを決めるときのポイントは、次の2つです。
- どんなお客様に向けて投稿するのか?
- どんな内容の発信をするのか?
テンプレートを活用して、これらをきちんと言葉にしてみましょう。
問題1
次のテンプレートを使って、発信コンセプトを決めてみましょう。
私は【 ________________】なお客様に対して
【________________】な内容を発信していきます
このコンセプトは、一度完成したらそれで終わり…ではありません。フェイスブックを運用しつつ、お客様の反応を見ながら細かく修正していくのがベスト。ぜひ、この課題を定期的に見直してみてくださいね。
投稿者プロフィール
- 一般社団法人アイン専属のライター部門です。
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