【Meta】メタバースとはなに?Facebookとの関係も

2021年10月に話題になったメタバースという言葉をご存じでしょうか?注目度がかなり高まりつつあり、マイクロソフトやディズニーなどの大手有名企業が参入を発表しています。

メタバースは、まだ発展している途中で今後開発が進み普及していくと評価され、投資家からも注目されています。是非、今のうちにメタバースを理解しておきましょう。

この記事は以下の方におススメです。

  • トレンドに興味のある方
  • IT関連に興味のある方
  • 投資関連に興味のある方

メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上にある仮想世界のことで、自分の分身を設定したアバターで仮想空間に入り、様々な人とコミュニケーションを取りながらサービスを利用できます。

身近な存在としては、あつまれどうぶつの森やフォースナイトなどの大人気ゲームもメタバースに含まれ、子供の楽しみだけではなく大人向けのメタバース入門編としても優れています。

実は以前から様々なサービスがあり、2003年からスタートしたLindenLab社のセカンドライフや2009年からスタートしたサイバーエージェント社のアメーバピグは知っている人も多いと思います。

メタバースの起源

メタバースは、アメリカの小説家・SF作家であるニール・スティーヴンスンが1992年に発表したスノウ・クラッシュに登場するインターネット上の仮想世界のことです。

メタバースの語源は、「メタ(meta)超越した・高次の」と「ユニバース(universe)宇宙・全人類」を組み合わせた造語です。

メタバースとVRの違い

メタバースよりもVR(バーチャルリアリティ)のほうが聞いたことがある言葉で、家庭用ゲーム機でゴーグルを使用して楽しんでいるイメージを想像できる人も多いと思います。

VRは、仮想現実の略でメタバースとは仮想空間という共通部分がありますが、VRは1人で体験して楽しむことに対して、メタバースは仮想空間で様々な人とコミュニケーションを取りながら楽しむという違いがあります。

メタバースは、3Dの仮想空間でアバターが存在し、複数のアバターが同時に空間を共有してアイテムなどを想像できることが条件に含まれます。

メタバースの音楽ライブ

メタバースには、様々な活用例がありますがゲームと共に注目度が高いのがライブです。全世界で3億5000万人以上のプレーヤーが楽しむゲーム、フォーナイトではゲーム内でライブが開催されています。

2020年には、米津玄師が日本人初のライブを開催し、メタバース音楽ライブの日本での先駆けとして話題になり、海外ではラッパーのトラヴィス・スコットがライブで1200万人が同時参加して話題になりました。

2021年11月には、ジャスティンビーバーがライブの開催を発表したり、サンリオが初のメタバースイベントを開催することを発表したりしてさらに話題になっています。

メタバースには、ゲームやエンターテインメント業界だけではなく、様々な業界から注目され参入しようとしています。これは、メタバースがSFやゲームの世界の話ではなくて、現実になっているからです。

メタバースとFacebook

Facebook(フェイスブック)が、2021年10月28日に社名をMeta(メタ)に変更しました。Facebook(フェイスブック)は、一つのサービス名であり、複数のサービスしている会社名にはそぐわないとの判断からです。

個々のサービス名の変更はなく、Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)を利用している人の中には、社名が変更されていて驚いた人もいると思います。

マーク・ザッカーバーグCEOは、ソーシャルメディア企業からメタバース企業への移行を以前から語っていて、社名の変更は移行の一部分です。

社名変更は、SNS事業だけではなくVRMR技術で実現する新しいインターネットのカタチに注力することを示し、次世代プラットフォームの構築を優先するためです。

すでに、メタバースで参加できるバーチャル会議室を展開していて、自社自体も実際に通勤しなくても、メタバースで出勤して仕事ができる環境の構築をすすめています。

Facebook(フェイスブック)の集客についてはこちら

メタバースが注目されている理由とは

メタバースに注目し、参入する企業が多いことには理由があります。それは、実際に仮想空間の中でたくさんの人が集まり、経済活動して収益をあげられる場として確立してきたからです。

メタバースが、急成長して注目されているポイントを3つ解説します。

1.VR技術の活用

VRの技術が急速に進化していることで、仮想空間も充実し進化しています。専用ゴーグルを使用することにより臨場感あふれる視覚体験ができるようになりました。

また、アバターをよりリアリティに動かせるようになり、仮想空間で現実に近いコミュニケーションを取ることが可能になったことで、ビジネスでの有効活用が注目されています。

2.メタバースでのNFT活用

NFTとは、非代替性トークンの略でブロックチェーンの一種です。デジタル資産の所有を証明する役割があり、暗号通貨と同じく記録を改ざんすることがかなり難しく安全性を担保できます。

NFTとメタバースを組み合わせたことで、仮想空間内のデジタルアイテムが安心して所有や売買でき、経済活動が盛んにできるようになってきました。

2021年4月には、実体のないデジタルアートが約75億円で落札され話題になりました。これも、NFTの技術が使用され安全に取引できることが可能になったからこその大型取引です。

今後も、仮想空間内では様々なアイテムの大規模な取引がおこなわれることが予想され、経済活動が飛躍的に伸びていくと期待され投資家や企業の投資につながっています。

3.コミュニケーションの変化

新型コロナの影響で、現実に空間で人が集まれなくなり現実に近いカタチでイベントを開催できる、メタバースの期待がかなり高くなりました。

さらに今後は、現実イベントの代替えではなくバーチャルイベントとして定着する可能性があります。

また、新型コロナの影響は仕事の仕方の変化やプライベートの楽しみ方を変化させ、コミュニケーション方法も変化させていき、実際に対面しないで交流を図れるメタバースの活用が期待されています。

メタバースは要注目!新しい局面への変化

メタバースは、次々と大企業が参入していることによって注目度がかなり高くなり、新しい経済活動の場として定着することが期待されています。

メタバースは、新時代のプラットフォームとして、新しいインターネットとして新たな局面に向かっている途中ですので、注目していきましょう。

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アインライター部門
アインライター部門
一般社団法人アイン専属のライター部門です。

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