無料コンテンツを作る上で必要な考え方

こんにちは、みょうじんです。このレクチャーでは、無料コンテンツを作る上での必要な考え方について解説します。

自分の考え方を自分でコントロールして集客を成功させる考え方にすることと、お客様の心理面を学び集客に活用していく考え方を身に付け、無料コンテンツの制作に活かしていけるように解説していきます。

無料コンテンツを作るには、自分の心理状態が非常に大事です。なぜなら、お客様に無料コンテンツの制作者側の心が伝わるからです。お客様が何を考えどう感じているのか、お客様の心理面や行動を考えて心をつかんでいくことが大切です。

決して自分本位で考えてはいけません。利用するのも購入するのもお客様です。販売者とお客様は立場も違えば考え方も違います。お客様の立場になって考えれば自ずと結果も出やすくなりますよ。

このパートでは無料コンテンツを作るときに必要な考え方を身に付け、集客できるようになるために解説していきます。それでは、さっそくはじめましょう。

常に完璧なものはない

この世の中に常に完璧なものなどありません。完璧なものなんてそう簡単に作れないのです。ましてや、初心者でいきなり完璧に作れません。大手企業でも商品を発売してからお客様の声を聞き、徐々に完璧に近づけていく商品なんてたくさんあります。完璧なものを作ろうと思い、ずっと前に進まないで立ち止まってしまうといつまでも何もできあがりません。

すごい良質なコンテンツを作る人でも最初の頃は下手だった人はたくさんいます。のちに最初の頃作ったコンテンツを読むとひどい出来だと思ってしまうこともあります。とにかく数をこなして作った方が成長します。最初から完璧なものを目指すよりもまずは動きましょう。

オフラインのコンテンツの場合、例えば書籍などは出版したあとに訂正したり作り変えたりすることは大変です。最初から完璧に近いものが求められます。しかし、あなたがこれから作るのはオンラインの無料コンテンツです。コンテンツを発信した後でも簡単に訂正したり作り変えたりできます。

まずは動いて作ってみて、後に徐々に作り直していくほうが実は完璧に一番近づく方法なのです。

初心者は大雑把でいいから行く方向性を決めて歩き出す

さきほど解説した常に完璧なものはないに通じる話です。もうすでに多数のコンテンツを制作している人と初心者では知識の量も経験も違います。初心者が経験豊富な人と同じことをしようとしてもできません。経験豊富な人だからわかることを初心者が考えてもわからないことは、一生懸命考えたとしても分かりません。

よく考えてから動くほうがよいのかそれとも動いてから考えたほうが良いのかどちらが正しいのでしょうか?これは、そのときのケースによります。この場合は行動してから考えることです。行動した分、行動する前の自分と違い、考え方が変わる可能性があります。

まずは、大雑把な方向性で良いので決めてしまいましょう。例えば、現在東京にいるとして北海道に行くのか九州に行くのか決めます。九州に行くと決めて、途中で違うと思ったら東京に戻れば良いし、途中で大阪の方が良いと思ったら九州までいかなくて良いのです。

物販のビジネスでは、仕入れ費用などたくさんの初期費用がかかり、途中で間違ったと思ってやめると多大な損失を招きます。あなたがやろうと思っているコンテンツビジネスは、たいして費用はかかりません。間違ったり、失敗してもたいしたことはないのです。それなら、どんどん挑戦したほうがよくないですか?

何もしていないで立ち止まっている状態こそ無駄です。コンテンツを作り続けながらあれこれ考えたほうが制作技術やマーケティング力が上がっていきます。ここまで話を聞いてもやりたいことがわからなくて動けないって言う人もいると思います。

でも、違うんですよ。やっていくうちにやりたいことがわかってくるのです。初心者の方はとにかく大雑把に方向性だけ決めて動きだしましょう。動かなければ何も始まらないし何も変わらないですよ。

無料戦略の本質を理解する

無料コンテンツを使用する戦略の本質を理解しなければインターネットビジネスは成功できません。無料コンテンツは無料だから多少手を抜いたものにして、有料だったら本気を出そうと考えた人もいると思います。この考え方ではインターネットビジネスで収益をあげるのが難しいのです。

インターネット普及しはじめたときには、まだ情報が現在よりも少なくお客様は価値のある情報にお金を支払いました。しかし、現在は情報があふれていて以前だったら有料になっていた情報が、無料で知れるようになっているのです。ですので、情報は無料と有料にわけるという考え方ではいけません。

出し惜しみなく自分の持っている情報はさらけだします。では、何を有料にして収益をあげるのか疑問に思う人もいるかもしれません。それは、お客様が情報を得て知識が増えたとしても行動して結果がだせるとは限らないということです。

お客様の行動をサポートして結果を出してあげるようにする部分を有料にしているのです。無料コンテンツは有料と同じまたはそれ以上のものを作るという考え方で作ります。なぜなら、お客様は無料のものがダメだったら有料のものもダメだろうと思うからです。無料のものが良ければ、有料のものはもっと良いものだと思って、お客様は関心を持ち購入しようとするでしょう。

お客様にプレゼントする場合でも無料のものをプレゼントしても誰も喜びません。価値ある有料のものを無料でプレゼントするから喜ばれるのです。有料以上のものを作るという考え方で無料コンテンツを作り、お客様の心をつかみましょう。

成功できない人の3つの特徴

成功できない人には3つの特徴があります。

①ネットやSNSで他人の悪口ばかり言う人

論理的に反対意見を言うのではなく、感情的に悪口ばっかり言う人はどこに行っても他人の悪口を言います。こういう人は批判しているだけで自分は行動しない人です。行動できない人が成功することはありません。また、自分でしたことは自分に跳ね返ってきます。他人の足をひっぱる人は必ず自分の足も引っぱられます。

②質問力のない人

失敗する人の質問の仕方は、具体的ではないことがほとんどです。なぜ具体的ではないのかといえば、実際に行動していないので具体的に言えないのです。行動する前に失敗しない方法を教えてくれという質問の仕方です。実際に行動してみないと、わからないことは多いのです。

他の人の成功した方法が、あなたの成功する方法とは限りません。去年成功したことでも今年失敗することもありますし、都会で成功することが地方で失敗することもあります。成功する人は行動してみてから失敗したことに対して、具体的に質問します。答える方も具体的に質問されれば、詳しく答えることもできます。

③先に投資しない人

ビジネスをするには投資が必要です。ただ、投資しても100%成功することはありません。投資しても無駄になることもあるでしょう。しかし、投資しなければ結果をだして成功することもできません。先に保証を求めて投資しないのではなく、先に投資するから結果が出せるのです。

投資して失敗したときにどう思うのかも大切です。こうしたら失敗するんだと学べたことに対する投資だと思えるのかどうかです。このとらえ方の違いがのちに大きな差になり、結果が出るようになります。

3つの特徴に共通する部分は、先に行動することです。意識して動いていけば成功する確率は上がっていきます。

一人を大切にする

無料コンテンツを作る理由は、集客して収益につなげていくことですので、大勢のお客様に集まってもらいたいと思うものです。しかし、大勢の人に向けてコンテンツを作ろうと思ってはいけません。大勢の人に向けて作ろうとするとターゲットがあやふやになり、どのお客様に対しても心がつかめなくなります。

まず、お客様のターゲットを決め、さらにかなり細かくより深くどういうお客様に向けて作るのか考えていきます。このターゲットをさらに詳細にした人物像を「ペルソナ」と言います。このペルソナで設定した一人の人物に向けて作ることが大切です。オンラインでは目の前にお客様はいませんが、実際に目の前にペルソナで設定した人物が目の前にいて話しかけるような気持ちで作ります。

そうすることで、お客様に思いが伝わります。一人のお客様を大切にすることが積み重なることによって大勢のお客様を集客できるようになります。

お客さまは商品が欲しいわけではない

マーケティングの巨匠と言われるハーバードビジネススクールの名誉教授セオドア・レビット博士の著書に、書かれている有名な言葉があります。

「ドリルを買う人が欲しいのは穴である」という言葉です。お客様はドリルが欲しいんじゃなくて穴が欲しいからドリルを買っているんだ、ということです。お客様は商品が欲しいから購入するわけではなく、商品を使った後の良い未来や利益を購入しているのです。

この言葉の意味は重要で、販売者側の都合で考えるのではなくて、お客様側の都合で考えろということです。無料コンテンツを作るときも、自分の都合で考えて自分がすごい良いものができたと思っても、お客様に関心がなければまったく意味がありません。ついつい自分本位に考えてしまいがちになりやすいので、お客様本位で考えているか自問しながら無料コンテンツを作りましょう。

3種類の配信の型

インターネットでビジネスをするにあたり、先に自分の型を決めてビジネスの方向性を決定しましょう。まずは、自分に合うネットビジネスが、どのタイプにあてはまるのか選びます。

マーケティングでは、心理学者のユングが心理分析に用いる概念であるアーキタイプという言葉を使用しますが、普通に日本語のタイプと同じ意味だと思ってもらって大丈夫です。

1つ目のアーキタイプは「セージ型」です。知名度が高い人や信頼性が高い人のネットビジネスのタイプです。日本では、実業家のホリエモンこと堀江貴文さんや元ZOZOの社長だった、実業家の前沢友作さん、お笑いタレントの西野亮廣さんが有名です。

2つ目のアーキタイプは「シェルパ型」です。山登りを助けるシェルパさんのように、経験したことをこれから経験する人に教えて助けるタイプです。ビジネスを成功した人やダイエットを成功した人、プログラミングを学んでかなり収入を増やした人などが教えてくれるのがシェルパ型です。

3つ目のアーキタイプは「ストラグラー型」です。みなさんと同じ立場で目標に向かって進み、良いことも悪いことも共有していくタイプです。ダイエットを始めてからの経過や病気になり治療していく経過、ビジネスで売上目標に向かって進む経過などを成功しても失敗しても発信していきます。

ネットビジネスは、この3つの型にだいたい当てはまります。セージ型は、有名人のみですので人数は少なく、日本でのネットビジネスの90%以上はシェルパ型と言われています。シェルパ型は競争が激しいですが、高度な経験やニッチな経験を教えられる人なら、あまり競争がありません。とはいえ、激戦区なのでおすすめはしてません。ストラグラー型は少数ですので狙い目ですが、シェルパ型との併用も可能です。僕はシェルパ型とストラグラー型のあいのこでやっています。

自分自身のいままでの経験を考えてみてアーキタイプを決め、なるべく1つの同じタイプに専念しましょう。僕みたいに2つでいくのはちょっと上級者向けなので、最初は1つに絞ったほうが良いです。そうすれば、お客様はあなたのことを理解しやすくなり、集客しやすくなります。そして、自分が誰であり、どういう人に向けて何ができるのか、はっきり決めてしまいましょう。自分も進みやすく、お客様も選びやすくなりますよ。

さて、今回の内容は以上です。このレクチャーでお伝えした無料コンテンツを作る上で必要な行動力の大切さ、コンテンツマーケティングの戦略、お客様の立場にたって考えることが重要などを解説してきました。是非、活用して成功する考え方で無料コンテンツを作っていきましょう。それでは、次回のレクチャーでお会いしましょう。

小テスト

ではここで、抜き打ち小テストです。ここまでのパートをしっかり学習していれば簡単なものばかりなので、ぜひ学習の定着度合いをはかるためにも、チャレンジしてみてくださいね。

問1 無料コンテンツを作る上で必要な考え方について、間違っているものはどれか?

①はじめから商品を完璧なものにしようとすると、なにも商品を作ることができずに挫折してしまいそうになるので、完璧でなくてもいいので作ってみる

②無料のコンテンツだったとしても、有料級の情報を提供することでお客様に信頼されやすくなる

③無料のコンテンツを提供して信頼をためている一方で、悪口を言ったりすると信頼がなくなる

④お客様はあなたの商品だけが欲しいから購入している

→答えは4 商品が欲しいのではなく、購入した後の良い未来や利益を買っている

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アインライター部門
アインライター部門
一般社団法人アイン専属のライター部門です。

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