プロダクトアウトとマーケットインの関係
結論!商品やサービスを作る上で、《プロダクトアウト》と《マーケットイン》を知っておくと、集客する上で必ず役立ちます。
どちらか一方が優れているのでなくビジネスを成功させようと思うならどちらも覚えてください。
《プロダクトアウト》と《マーケットイン》は、マーケティングを実際のビジネスに使っていくうえで、とても大事な要素になります。
役立つということは、あなたの商品やサービスに顧客が集まるということです。
今回は、プロダクトアウトとは?マーケットインとはどういうものなのか?を解説します。
また、プロダクトアウトとマーケットインの意味と、どのようなメリットとデメリットがあるのかマーケティング初心者でもわかりやすく、身近にあるチョコレートを例にしてお伝えしていきます。
記事の信頼性
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- 1. プロダクトアウトとは?
- 2. マーケットインとは?
- 3. プロダクトアウトのメリットとデメリットは?
- 3.1. メリット1|自分たちの得意なもので勝負できる
- 3.1.1. キットカットのブランドについて
- 3.2. メリット2|当たれば”こだわり”が集客につながる
- 3.3. メリット3|他人がマネしにくい商品が作れる
- 3.4. プロダクトアウトのデメリット
- 3.4.1. デメリット1|顧客の心をつかまなければ大失敗する
- 3.4.2. デメリット2|原因がわかりにくいことがある
- 4. マーケットインのメリットとデメリットとは?
- 4.1. マーケットインのメリット
- 4.1.1. メリット1|顧客のニーズに合ったものを販売できる
- 4.1.2. メリット2|共感を得やすく売れやすい
- 4.1.3. メリット3|資金繰りがラク
- 4.2. マーケットインのデメリット
- 4.2.1. デメリット1|大ヒットは出にくい
- 4.2.2. デメリット2|他人にマネされやすい
- 4.2.3. デメリット3|自分たちがやりたいこととズレる
- 5. プロダクトアウト・マーケットインともにバランスが大事
プロダクトアウトとは?
プロダクトアウトとは、作り手が作りたいものを作って販売するということです。
チョコレートで例えるなら、
- カカオ豆の産地を限定する
- 特別な製法で作る
- 食べてほしい方(ユーザー層)を限定する
など、作り手が「こういうものを作りたい!」とこだわったもののことです。
マーケットインとは?
マーケットインとは、顧客が欲しいと思うものを作って販売するということです。
顧客の一般的なニーズ(欲求)があるものを挙げると、
- 安い
- どこでも手に入る
- 食べやすい
というものがあります。
作り手が製法などにこだわったものではなく、あらかじめ市場を調査して顧客のニーズに合った製品を開発します。
チョコレートでいえば、【安い・どこでも手に入る・食べやすい】の三要素が揃ったようなものです。
プロダクトアウトのメリットとデメリットは?
さて、ここからはプロダクトアウトのメリットとデメリットについて触れていきたいと思います。
まずはメリットから。
メリット1|自分たちの得意なもので勝負できる
プロダクトアウトのメリットとして、自分たちの得意なもので勝負できるというのがあります。
プロダクトアウトは、”自分たちが作りたいものやいいと思ったものを作る”というのが基本的な考え方になります。
なので、自然と自分たちが得意とするもの強みだと思うものを商品化していくので、今までなかったような商品が生み出されることが多いのです。
例えばチョコだけだと色々な商品が浮かびますが、学生の受験シーズン応援する時に食べるチョコといえば、あなたはどこを思い浮かべますか?
恐らく、ネスレ社のキットカットではないでしょうか。
このように、これといったらその商品!
きっと勝つでキットカット!
ブランディングが確立されればといったように、会社のイメージを決定するインパクトを大きくすることができます。
それは絶大なメリットといえるでしょう。
キットカットのブランドについて
ちなみに、キットカット自体は1935年イギリスにあるロントリーという会社が開発しました。
イギリスで「チョコレート クリスプ」が誕生!
8月29日、イギリスのロントリ―社が、ウェハースをチョコレートで包んだ「チョコレート クリスプ」を発売。ロントリ―社の工場で働く男性から寄せられた「お弁当と一緒に、職場に持っていけるチョコレートバーを作ってはどうか」という提案から、初めて「キットカット」の元となる4フィンガー(バーが4本連なった形状)の製品が生まれました。
引用:ネスレ公式サイト「キットカット・ヒストリー」
このように、社内提案から開発されたのでプロダクトアウトといえるでしょう。
※あくまでも開発当初の話です
メリット2|当たれば”こだわり”が集客につながる
プロダクトアウトの2つめのメリットとして、当たれば”こだわり”が集客につながるというのがあります。
他にないもので勝負するため市場にハマれば、大ヒットする可能性があります。
他のものと違ったこだわりがあるため、そのこだわりに惹かれた顧客をがっちりつかむことができます。
その顧客からSNS拡散や口コミが広がり、多くの人を集客することも期待できます。
メリット3|他人がマネしにくい商品が作れる
プロダクトアウトのメリット3つめ、他人がマネしにくい商品が作れる。
独自のこだわりを持つものや自分たち独自の強みを生かした”ストーリー性”のある製品は簡単には真似できないため、希少性という価値が生まれます。
現代のマーケティングにおいて、ストーリー性があるものには爆発力があるとされています。
このストーリー性に惹かれる顧客を集客することができます。
これもチョコレートで考えてみましょう。
作り手が香りや味において、どういう点をこだわったかというストーリーを詳しく知ると、
ほかのものとは、ひと味違うだろうね!
という期待が高まります。
また、キットカットを例に出しますが1935年にイギリスで「チョコレート クリスプ」が誕生。
そこから第二次世界大戦など、紆余曲折を経て1958年今もキットカットのキャッチコピーになる、
「Have a break, have a KITKAT.」
という有名なコピーが開発されました。
キットカットの原型となるチョコレートクリスプは1973年に日本に上陸し、1988年にネスレが株式を買い取りました。
現在はその名を知らないほど、キットカットは日本人みんなに親しまれるチョコになりました。
こういったストーリーがあると、その考えに共感する顧客を集客することができます。
プロダクトアウトのデメリット
さて、ここまでプロダクトアウトのメリットについて説明してきましたが、今度はプロダクトアウトのデメリットについてお話していきます。
デメリット1|顧客の心をつかまなければ大失敗する
プロダクトアウトのデメリット1つめ、顧客の心をつかまなければ大失敗する!
こだわりが顧客に共感されないと、まったく売れません。
顧客ニーズと合わない商品・サービスを作ってしまった場合には開発費や宣伝コストが無駄になり、大きな損害を出すこともあります。
アインの失敗事例:【実例あり】あなたは、なぜ集客ができないのか?
集客のプロである私たちも失敗してます……
デメリット2|原因がわかりにくいことがある
プロダクトアウトのデメリット2つめ、失敗の原因がわかりにくいことがある!
特に、スタートしたばかりの起業家、個人事業主、中小企業の社長が陥りやすいパターンです。
いいものを作ったはずなのに売れない!
自分たちの強みや得意を活かした商品だから、自分たちは自信満々です。
結果として、売れない原因が分からなくなってしまう状態に陥りやすいです。
例えば、
- 集客の仕方が間違っているのか
- 商品自体のニーズがないのか
- それとも他に原因があるのか
など、考えることができません。
なぜなら、自分たちは「売れる」と思っているので、売れなかったときの状態を想定できていないからです。
対策としては、失敗に至ったあらゆる場面を客観的に見つめなおすことですが、それには作った時以上の時間と費用がかかる場合もあります。
マーケットインのメリットとデメリットとは?
ここからは、マーケットインのメリットについて見ていきましょう。
マーケットインのメリット
メリット1|顧客のニーズに合ったものを販売できる
マーケットインのメリット1つめ、顧客のニーズに合ったものを販売できる!
顧客のニーズを前もって調査してから製品を作るため、顧客が欲しいと思っているものをドンピシャに作ることができます。
つまり売れない理由がないのです。
メリット2|共感を得やすく売れやすい
マーケットインのメリット2つめ、共感を得やすく売れやすい。
顧客が欲しいと思っているものを作るため集客がしやすく、ある程度の売り上げを期待できます。
つまり、マーケティングや集客もやりやすいということです。
メリット3|資金繰りがラク
マーケットインのメリット3つめに資金繰りがラクというのがあります。
意外なワードですが、マーケットインは最初からある程度の利益を得られることが予想できるので資金繰りが楽です。
融資を受ける場合も売上予測がしやすいので借りやすいです。
リサーチに重点をおいたマーケットイン手法といえばダイレクトレスポンスマーケティングが有名です。
関連記事:成功例3選|ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)
マーケットインのデメリット
デメリット1|大ヒットは出にくい
マーケットインのデメリット1つめ、大ヒットは出にくい!
マーケットインは顧客が「欲しい」と思うものを作ることが基本です。
なので、革命を起こす大ヒット商品は生まれにくいのが特徴でもあります。
デメリット2|他人にマネされやすい
マーケットインのデメリット2つめ、他人にマネされやすい!
独自の技術を必要としない商品は、いいかえれば、「だれでも作れる」ということです。
またチョコレートを例にします。
北海道銘菓「白い恋人」というのがありますね。
日本人ならかなりの人が、お土産でもらったことがある商品ですよね。
白い恋人はホワイトチョコをサクサクの生地で挟んだ商品です。
ご存知の方もいるかと思われますが、全国には「〇〇の恋人」が乱立しています。
ちょっと調べるだけでも…
- 青森の恋人
- 秋田の恋人
- 宮城の恋人
- 静岡の恋人
- 鳥取の恋人
- 高知の恋人
- 鹿児島の恋人
数えだしたらきりがないほどあります!
一度売れたからといって放置しておくと模倣商品がすぐに出て、本家商品が過酷な競争に巻き込まれます!
白い恋人は日夜改良を重ね、
- 商品自体の味を良くする
- パッケージをユニバーサルデザインに変更
- 白い恋人プリンを新発売
以上のように商品の魅力アップをするなどして、開発後も研究開発を続けています。
このように、常にニーズの変化を調べもっと良いものを考えていく必要があるのです。
少しでも気を抜けば、模倣商品に話題性やシェアを奪われてしまいます!
デメリット3|自分たちがやりたいこととズレる
マーケットインのデメリット3つめ、自分たちがやりたいこととズレる!
マーケットインは顧客の「欲しい」を追及していく手法です。
なので、自分たちのやりたいことや当初目指していた姿とズレることがあります。
結果として、
昔はよかったけど変わってしまった…
というように常連客・固定客、いわゆる「ファン」を逃す場合があります。
どういった形にせよイメージを悪化させるようなことは避けて、より良いビジネスをしましょう。
プロダクトアウト・マーケットインともにバランスが大事
まとめです。
プロダクトアウトとマーケットインには、それぞれ考慮すべきメリットとデメリットがあることが分かりましたね。
あなたはどういうものを作り、ウリにしたいのか。
あなたのビジネスの資金面はどういう状況なのか?
あなたにとってマーケティングと集客の面で、
- マーケットイン
- プロダクトアウト
どちらかを基本にお互いの良い部分を取り入れた商品、サービスをしていくことがよりよいビジネスのカギになっていきます。
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