今さらきけない!DX デジタルトランスフォーメーションって何? ~DXの意味と、メインプレーヤーのご紹介~
コロナウィルス感染拡大下で
業容を拡大した企業と聞いて、
皆さんはどのような会社を思い浮かべるでしょうか?
マスク関連の会社、
トイレットペーパーや
パスタの品切れが相次いだスーパーマーケット、
普及した在宅勤務に伴い需要が伸びたパソコンメーカー、
ZOOMに代表されるオンライン関連企業でしょうか?
もちろん、こうした企業も伸ばしましたが、
最も目覚ましい業容拡大を示している企業の一つが、
DX(デジタルトランスフォーメーション)関連企業なのです。
1.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
DXとは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、
データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、
製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、
競争上の優位性を確立することです
(経済産業省HPより※1)。
5G(次世代通信規格)の技術の上に、
AI(人工知能)の活用や、
IOT(モノがネットにつながる)の普及が実現する。
そして、DXはそれらが実現した「便利な社会」
とでもいったところでしょう。
これらの普及、実現に伴い、膨大なデーター量が飛び交い、
それらを処理することが必要になります。
この時に活躍するのがクラウドです。
株式会社S&S investments代表の岡本聡氏によれば、
「クラウド」をはじめとした
デジタルトランスフォーメーション事業がエンジンとなり、
ビッグ5各社が業績をのばしているそうです
2.ビッグ5とは?
ビッグ5とは、グーグル(法人名はアルファベット)、
アマゾン、フェイスブック、アップルに
マイクロソフトをグルーピングした総称です。
岡田氏はビッグ5が存在感を増している様相を
下記のように記載しています。
ズームはコロナが拡大する前は
1日あたり1,000万人程度でしたが、
4月半ばには
3億人を超えるところまで利用が急拡大しています。
当然処理するデータ量も急増していますが、
自前のシステムでは
こうした需要量の変動には対応できないため、
アマゾンやマイクロソフトの
パブリッククラウドに依存しています。
ネットフリックスについても
膨大なコンテンツ配信を
全面的にアマゾンの
クラウドサービスAWSに頼っています。
(※2)
私たちは「ZOOM」や「ネットフリックス」等の
個別の企業のサービスを
利用しているような感覚をもっていますが、
それらの事業はアップルや
マイクロソフト、アマゾンなどの
サービスの上に成り立っているのです。
これは、いろいろな工場や事務所が
電力会社からの電気を使って事業をしているのと同様です。
ビッグ5は、「IT企業」であることは間違いありませんが、
その実態はいまや「公益」「インフラ」
に近い役割を担っているのです。
参考文献
※1 経済産業省のHP「DX 推進指標」とそのガイダンス」P1より引用https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190731003/20190731003-1.pdf
※2 マネー現代のHP「コロナ禍でも急成長…世界を支配する「巨大企業・ビッグ5」をご存知か」https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73068
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