Facebookアカウントの種類・特徴

 このパートではFacebookアカウントの種類や特徴について、よりくわしくお話ししていきます。

「フェイスブックのアカウントなんてどれも同じじゃないの?」

と思われた方は、それぞれのアカウントの違いや使い分けを覚えてもらえればと思います。

 たとえば、同じ大根にしても、生で食べるのがおいしい大根、煮て食べるのがおいしい大根。それぞれ特徴にあわせた持ち味を活かす調理法がありますよね。僕の妻が料理上手な理由のひとつは、そういった知識をしっていて実践にいかしているからだと思うんです。SNSにしても同じこと。その持ち味をちゃんといかした運用をするために基本の知識をしっかり身に付けておきましょう。まだFacebookアカウントを一度も作ったことがない人でも大丈夫。アカウント開設までの一連の流れも分かりやすいようにまとめているので、動画を見ながら一緒にやっていきましょう。

Facebookアカウントの作り方

 それでは、ではまず、Facebookアカウントをまだ持っていない人という人は僕と一緒にアカウント作成からはじめましょう!

まずアクセスするのはこちらのURL

https://ja-jp.facebook.com/

からアクセスしてください。

アクセスが終わったら、次の必要事項を入力します。

・姓名
・携帯電話番号またはメールアドレス
・携帯電話番号またはメールアドレスの再入力
・パスワード
・生年月日
・性別

 姓名を入れるのは、実名登録制のフェイスブックならではですね。漢字表記以外にもひらがなやカタカナあるいは、ペンネームのような名前でも可能です。

「荒屋明神」「あらやみょうじん」「Araya Myojin」…

どれでも大丈夫です。入力した次の画面で、友達の検索をするかと聞かれます。これは、携帯の電話帳データなどをもとにした検索なんですが、後でもできるのでスキップして問題ありません。あとは流れに沿っていけばあっという間に登録完了です。

Facebookアカウントの種類・特徴①「個人アカウント」

 Facebookに登録したあと、最初に作れるのは個人アカウントです。個人アカウントの特徴としては

登録名は個人の名前のみ
Facebookにログインしている人が閲覧できる
記事をFacebook広告に出せる

の3点があります。

 登録名が個人の名前のみ、というのはどういうことかというと

たとえば、姓:一般社団法人 名:アイン はNGです。

 さらにチェックしておきたいのが、Facebookにログインしていないと「アカウントの中身を見られない」点でしょう。相手がFacebookを使っていない人だと個人ページにログインしても、このような表示が出るだけです。

 これだけ聞くと

「あれ、Facebookってものすごく使いづらいのでは??」

 と、思われた人もいるかもしれません。個人ページの機能は、Facebook全体のほんの一部でしかありません。最初に個人ページを作っておくことで、後で説明するビジネスページを作ることができますし、Facebookに広告を出すときの準備としても個人ページが必要になります。

 投稿内容や見せ方などを工夫すれば、個人ページだけでも実は集客できるので、個人ページを充実させながらFacebookの運用に慣れていくのがおすすめです。もちろん運用のポイントも別のパートでわかりやすく解説しますね!

「個人アカウント」の特徴と注意点:投稿範囲とは?

 個人アカウントで注意したいのが投稿範囲です。僕の個人アカウントでためしに「その気持ち、シェアしよう」から投稿画面を開いてみると、名前のところに「公開」というボタンがあるのがわかります。

 その公開をクリックすると、実は公開範囲が選べるんですね。公開だと、Facebookに登録している全ユーザーがその投稿を見ることができます。公開設定でないと、人に投稿を紹介するシェア機能が使えないということもあり、ビジネス目的でFacebookを投稿するなら基本的に「公開」がおすすめです。そのほか、「友達のみ」や「一部の友達のみ」を選ぶと、公開範囲をどんどん狭めていくことができます。「カスタム」を使うとたとえば、僕がどうしても奥さんに見られたくない投稿があるときに、奥さんを除外リストに入れておけば、その投稿は見られずにすみます。

 まあ、僕は一回も使ったことがない機能なんですが、何らかの理由で友達関係を外せないけれど投稿は見せたくないそんな相手がいるときには便利だと思います。「自分のみ」だと他には全く見えない日記状態ですね。この公開設定は、後からでも変えられるのでうっかり触って、設定を変えてしまうことがあるんですね。いつもより投稿の反応が鈍いなーというときに調べてみると、公開設定が「限定公開」になっていたというケースもあるので要注意です。公開設定の投稿は地球儀マークがついていますので、投稿後ちゃんとその設定になっているか確認するクセをつけておくと安心です。

個人アカウントの乗っ取り対策をしておこう!

 Facebookアカウントで特に気をつけたいのがセキュリティ問題です。もしアカウントが乗っ取りされると

・自分や自分の友達の情報をすべて見られてしまう。
・もしクレジットカードやPayPalアカウントをアカウントに紐付けている場合それらを悪用されてしまう
・自分の個人アカウントで管理しているFacebookページやアプリも乗っ取りの被害に合う。
・アカウントが勝手に削除されたり、他の人をだます手段にされる

といった被害が考えられます。

 実際僕も、友達からあやしいメッセージが送られてきたことがあって、あとで確認してみたら、アカウントを乗っ取られていたらしい、ということがありました。「自分だけは大丈夫」だと思っている人に限って危ない目に合うので、ぜひしっかりと対策しておきましょう。

 対策方法はいたってシンプルです。まずは、パスワードをこまめに変えること。最低でも半年に1回はパスワードを変更しておきたいですね。一番危険なのが、パスワードを他のSNSと共通で使いまわしている場合です。心当たりがあったら、今!すぐ!パスワードを変えて下さいね。

 また、フェイスブックの場合、LINE等と同様に、2段階認証を導入しています。アカウントにログインしようとした際に毎回携帯電話に通知が届くので、ちょっと面倒だと思うかもしれませんがセキュリティのためにはぜひ設定しておきましょう。フェイスブックを運用する上でアカウント乗っ取りのきっかけになりやすいのが、「なりすましアカウントへの友達申請」「アンケートやクイズなど出どころ不確かなアプリの使用」です。

 やみくもに友だちを増やしても、ビジネス上何のメリットもありません。むしろ「この人の友だち、怪しい人ばっかりだし信用できないかも…」と信頼を下げてしまうだけです。

アプリもつい目新しい機能が気になる人は多いかもしれませんが、外部のアプリを使う場合は

「本当に信頼して大丈夫な先か?」

ということをしっかり確認してから使うようにしましょう。

Facebookアカウントの種類・特徴②「Facebookページ」

 個人アカウントを作った後、ビジネス目的で運用する人はぜひ、「Facebookページ」も作っておきましょう。ビジネスアカウントは、個人アカウントと違い組織や会社、ブランドの名前などでページを作ることができます。ちょっとまぎらわしいのですが、実は個人名でもビジネスページを作ることができるので、たとえば

①あらやみょうじん個人アカウント
②あらやみょうじんビジネスアカウント

が両方ある場合もあります。

 ビジネスページの場合は、友達という考え方がなく、どれだけ「いいね」がついているかがページの認知度合いの指標になります。「なんでわざわざ2つも作る必要があるの?」と思われるかもしれませんが、Facebookページの場合個人アカウントにはない次の3つの強みがあります。

・Facebookユーザーではない人でも閲覧できる
・複数人で管理ができる
・ビジネスページの投稿内容は一つ一つがGoogle検索の対象になる

 Facebookに登録していない人でも、Facebookページの中身は問題なく見ることが出来ます。また同じ組織の運営メンバーと複数人でページ内容を管理することも可能です。たとえば、曜日ごとに担当者を変えて投稿を行ったり、コメント返しだけを別の人が行ったりといった運用が可能です。

 Google検索については少し分かりにくいかもしれませんね。たとえば個人アカウントでも、そのアカウントがあることだけならGoogle検索で引っかかります。でも、たとえば「新サービスをリリースしました!」とか「何月何日は臨時休業します」といったお知らせ投稿は、その内容自体を検索してもらえないと困りますよね?ビジネスページの投稿は、それこそブログ記事やプレスリリースのような感覚で幅広い人達に届けたい内容にぴったりです。特にHP感覚でフェイスブックを使いたい人は必ずビジネスページを作っておきましょう。

個人アカウントとFacebookページの比較

 ちょっとまぎらわしいフェイスブックの個人アカウントとFacebookページ。それぞれの強みの違いが分かるように表にまとめてみました。

 Facebookページは、個人アカウントを作った後ではじめて作ることができるビジネス向けのページですが、こうして見比べてみるとそれぞれ機能や役割が違うことがわかりますね。

Facebook集客の運用にはどちらのページを使う?

「で、フェイスブックで集客するなら個人アカウントとFacebookページをどう使えばいいの?」

と疑問に思われる方もいると思います。結論から言うと、両方やるのがベスト!それぞれ機能や役割が異なるため、相乗効果が狙えます。たとえば個人アカウントでは、その人の人柄を盛り込みながら、商品のPRを適宜いれこんだ発信をしていけば、どうでしょう?単に商品だけではなく、その人が好きだから買ってみようかなというファンを増やすことができます。

 こうやって個人アカウントを育てておくと、後で、広告を展開するときにもその効果が大きくなります。Facebookページは、もうブログ付きのホームページ感覚で使いましょう。一つ一つの投稿がネット上で検索できるぶん、読み手に伝えたい内容や、ちゃんと有益な内容に絞って発信するのがおすすめです。それぞれ届く層が違うからこそ、2つともをちゃんと育てることでよりしっかりとした集客の土台を育てることが出来ます。まだ商品設計がうまくまとまっていないという段階の起業家の方であれば、まずは個人ページの運用を優先して、他のアカウントやFacebookページのリサーチに力を注いでもいいですね!

課題2Facebookアカウントのお手本探し

自分が真似をしたいと思えるFacebook投稿の「お手本」を探してみましょう。参考になるアカウントを見つけて、見習いたいポイントを取り入れていくと、今後のFacebook集客で結果が出やすくなります。

問題1

「プロとして信頼できそう」「投稿の内容が面白くてもっと読みたくなる」など
自分の興味関心が引き付けられるフェイスブック投稿のお手本を探してみましょう。

個人のFacebookアカウントで「いいな」と思ったアカウントを挙げてみましょう。

問題2

ビジネス向けのFacebookページでも「いいな」と思ったアカウントを挙げてみましょう。

ビジネス向けのFacebookページは、個人アカウントと運用方法が異なります。

後の講座で詳しく解説しますが、どういった点が違うのか観察してみるとよいでしょう。

Facebookページを今後自分が運用していくときに、必ず役立ちます。

投稿者プロフィール

アインライター部門
アインライター部門
一般社団法人アイン専属のライター部門です。

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