集客の悩みを解決する心理術に「誤前提暗示」というものがあります。
集客の悩みを解決する心理術に「誤前提暗示」というものがあります。
この方法を使うことで、相手に何の違和感も感じさせずに自分の思い通りに話を運べます。
そして誤前提暗示をネットや営業で活用することで、集客の効果が期待できます。
こんな方にオススメ
- 集客でお悩みの方
- 購入まで自然に誘導させたいとお考えの方
- 営業以外のビジネスでも活用したい方
誤前提暗示について・具体例を交えて解説します
誤前提暗示とは、「まだ決定していない物事に対して相手に物事を実行させるように判断させること」です。
少し分かりづらいかもしれません、なので具体例を挙げて解説します。
たとえば、あなたはハンバーガーだけを買いにファーストフード店を訪れたとします。
注文を済ませた時に、店員が「サイドメニューはポテトにしますか?サラダにしますか?」と聞かれ、あなたは「それじゃ、ポテトで」と思わずポテトを選んでしまいます。
あなたはハンバーガーを買うためだけに訪れたお店で、なぜかポテトまで買ってしまいました。
これは誤前提暗示による効果が出ています。
店員は買ってくれる前提で、サイドメニューについて尋ねました。そしてポテトかサラダの二者択一で提案します。
あなたはサイドメニューを頼むかどうかより、ポテトかサラダのどちらを選ぶかに意識を向け、結果的にポテトを頼みました。
このように人間は、与えられた選択肢の中で物事を判断しやすい傾向があります。
普段の生活で人間は平均3万5,000回選択すると言います。にもかかわらず人間は選択することが苦手です。
相手から選択肢を限定された提示に対して、人は選択する。この心理を逆手に取った心理術が誤前提暗示なのです。
ビジネス以外で使える誤前提暗示のテクニック
ビジネス以外で見られる誤前提暗示のテクニックをいくつかご紹介します。
あなたの人生において知っておけば話がスムーズにいくことでしょう!
仕事における誤前提暗示
あなたは部下に書類の作成を頼むとします。
普通なら「この書類を作ってくれ」で済みます。
しかし部下にとっては、書類を作ることも断る事もできます。
頼むときに誤前提暗示を活用するとこうなります。
「この書類を作ってほしいのだが、午前中か夕方までにお願いできるか?」
こうすることで部下は、書類を午前中に作るか夕方までに作るかの2択から選びます。
つまり、書類を作ることは確実に承諾したことになります。
この時のポイントは「選択肢を2択にする」こと。良かれと思って選択肢を多くすると相手はかえって混乱します。
2択のうちどちらかを選ばせることで自分の要求を承諾させる。
これを「二分法の罠」と言います。誤前提暗示と合わせて覚えておきたいですね!
恋愛における誤前提暗示
デートでこれから食事をするときに、男性側から誘うことが多いでしょう。
普通なら「この後何食べたい?」と聞きますが、この聞き方は恋愛においてNGと言われています。
そうならないために誤前提暗示を活用します。
「お昼ご飯なんだけど、この辺りでおすすめのお店があるんだよ。和食とイタリアンならどっちがいい?」
どうでしょうか?前者と比べてこちらの方が印象良く感じませんか?
ここでのポイントは3つあります。
- 一緒に食べる前提で話が進んでいる
- 相手にゆだねないように選択肢を与える
- 最終的には相手の意思で決定させる
誤前提暗示を使えばデートは進み、かつ相手に好印象を与えられるので恋愛で大きく効果を発揮します。
集客の悩みを解決する誤前提暗示の活用法
集客において、誤前提暗示を使うことは買うかどうか迷っているお客さまの背中をひと押しする効果があります。
ここでは集客の悩みを解決する誤前提暗示の活用法を解説します。
お客さまと対面する営業の場合、契約するかどうかという場面において「それでしたらこちらの商品はいかがでしょうか?」と、1個の商品を提示すると断られる可能性が出ます。
「それでしたらAとBの2種類ございます。どちらにしますか?」と買う前提を作り、かつ2種類の商品から選択させると、どちらか選ばれやすくなります。
コンサルティングの場合、相手と面談をしたいと考えているなら「面談しましょうか?」と聞くのはダメです。
「結構です」と断られないためにも「面談に移りたいのですが○日と□日のどちらがご希望ですか?」と聞けば、面談に応じやすくなります。
インターネットでの集客にも誤前提暗示が有効です。
ブログ・LPにおいてアフィリエイトリンクをクリックしてもらわなければ報酬につながりません。
なのでリンクの直前に「マイクロコピー」という短いフレーズを挿入します。
この時、普通ならば「購入はこちらから」と書くでしょう。
しかし誤前提暗示を活用するなら「購入は無料お試しコースと1年間契約コースが選べます。」と選択肢がある事をアピールするように書きます。
たったこれだけですが、クリック率が上がります。
なぜなら後者のマイクロコピーは誤前提暗示に即した文章だからです。
選択肢を少なくしつつ主導権を握るのがポイント・誤前提暗示を活用しよう!
一見難しく聞こえる「誤前提暗示」は集客においてお客さまに選択しやすくなり、売り手が話を進めやすくなる。
覚えておくとかなり効果的な心理術でした。
重要なポイントは以下の2つです。
- 要求を承諾される前提で相手に選択肢を持ちかける
- 選択肢は2択まで
対面でもネットでも集客において誤前提暗示を活用してみましょう!
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