成功事例3選|プロダクトアウト・マーケットイン
という2つの考え方が存在します。
どちらも商品の開発や製造、販売活動を行っていく上で絶対に必要な考え方です。
今回は、プロダクトアウトとマーケットインの成功事例3選をご紹介します。
「プロダクトアウト」の成功事例3選
それではさっそく、プロダクトアウトとマーケットイン、それぞれの成功事例を見ていきましょう。
1.アップル社のiPhone(アイフォーン)
iPhone発売時には「板状の電話なんて売れるわけがない」っていわれてました!
iPhoneが登場するまでは、ガラケーが主流の時代でしたがスマートフォン市場という新たな市場を開拓しました。
シンプルなデザインと直感的な操作性により幅広いユーザーの集客に成功し、日本国内でのシェア率が高まっています。
新製品の発売日にはお店に行列ができるほどの人気ぶりで、リリースのたびにそのような光景が見られiPhoneの集客力も話題になっています。
乗るしかない、このビッグウェーブに!
2.SONYのWALKMAN(ウォークマン)
音楽は家で聴くものだ
という考えを一変させたのが、SONYのウォークマンです。
音楽を持ち歩いて様々なシーンで聴くことは、今では当たり前のように行われていますが、発売当初は非常に画期的なものでした。
それが幅広い層のユーザーに支持されて、大ヒットにつながりました。
カセットテープレコーダーを小型軽量化するという革新的な技術によりSONYは大きな利益を生み出しました。
ウォークマンの広告で猿が音楽を聴いているのは当時印象的でしたね!
3.検索エンジンGoogle(グーグル)
皆さんもご存じのとおり、検索サイトとして世界中で最も使われており、かつ人気のあるロボット型検索エンジンです。
いまやインターネットの入り口はGoogleであり、検索サービスだけでなくGmailやMapsなどあらゆるサービスを提供していますね。
Googleは企業理念として、自社の使命を以下のように掲げています。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。
出展元:Google
ユーザーの「知りたい」に正しく応えられる検索エンジンにするため、幾度もアップデートを重ねており努力を欠かしません。
それにより高精度の検索結果を得られ、世界中で最も使用される検索エンジンになりました。
「ググる」という言葉が一般化してますね!
「マーケットイン」の成功事例3選
つづいては、マーケットインの成功事例を見ていきましょう。
1.スマートフォン
アップル社のiPhone登場後、日本の企業からも続々とスマートフォンが開発・発売されました。
iPhoneが多くの人に受け入れられる爆発的ヒットにより、スマートフォンの特徴である画面のタッチ操作やスタイリッシュなデザインが、ユーザーから求められていると分かったのです。
それらの特徴に基づいた顧客ニーズの調査を行い、各企業がより高品質で高機能なスマートフォンの開発・提供をするに至っています。
当時、日本製のスマホはおサイフケータイ・ワンセグつきが特徴でしたね!
2.ロボット掃除機
「ルンバ」に代表されるロボット掃除機。
実は、発売当初はあまり売れていなかったのをご存知でしょうか。
え!そうなの?!
しかし、自動で部屋の掃除をしてくれるロボット掃除機は忙しい現代人の生活を一変させました。
次第に、その便利さに気付いた多くのユーザーからロボット掃除機は求められるようになったのです。
今ではユーザーの求めに応じて様々なメーカーが競合しており、商品の開発・販売を行っています。
3.缶コーヒー
アサヒ飲料が実施したマーケティングリサーチにより、朝専用の缶コーヒーは誕生しました。
マーケティングの結果、多忙なビジネスマンが求めたのは本格的なコーヒーではなく、いつでもどこでも気軽に飲める朝専用の缶コーヒーでした。
実際にサンプル配布を繰り返した結果、顧客のニーズに合致したアサヒ飲料は、朝飲むのにぴったりなコーヒーの開発に成功しました。
そして朝専用の缶コーヒーは大ヒット商品となったのです。
セブンカフェなどもこの考え方を採用した商品です。
マーケットイン・プロダクトアウトの共通点
まとめです。
プロダクトアウトとマーケットインは対義する言葉として使われることがあります。
しかし、実は全く異なったものではありません。
どういうことなの?
それはプロダクトアウトは顧客が【まだ気付いていないニーズに応える】(潜在的ニーズ)。
マーケットインは顧客の「こういうものが欲しい!」という表面化したニーズに応えることです。
つまり、両者の考え方とも「お客さんのニーズに応える」という点は一緒なのです。
ニーズを考えない自己満足な商品サービスは絶対に失敗します。
したがって、片方に絞って商品開発するよりもベースになる考え方を決めた上で、もう一方の良いところを取りいれて開発・製造することをおすすめします。
そうすることで、より集客に役立つマーケティングを行っていくことができるでしょう。
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