5-10Kindle本の最適な価格とは?価格設定の決め方
こんにちは、みょうじんです。今回の記事はKindleで出版する本の価格設定について解説します。
皆様の中には、Kindleで出版する自分の本の最適な価格が分からずに困ってしまう人も多いと思います。まず、読者の立場になって考えてみることが大事です。
たとえば、紙の本の最適な文字数は8万文字から12万文字の10万文字前後ですが、電子書籍は1万5000文字から2万5000文字の2万文字前後です。文字数が少なくなる分、紙の本よりも低く価格設定しなければ、読者は割高に感じて手に取るのをやめてしまいます。
今回の記事では、Kindleで10冊以上出版している当社の経験から、Kindle本の最適な価格と価格設定の登録方法を解説していきます。
Kindle本の最適な価格設定
Kindle本の最適な価格設定は、99円〜499円です。収益を上げようと高い価格にしても売れないので、手に取ってもらうことが一番大事です。Kindle本は、フロントエンドの役割ですので、まずは本を買ってもらわなければ意味がありません。
これだけでも、ある程度冊数を出せば1万円〜10万円くらいは入るので、それでいいという人もいるかも知れませんが、あくまでも自社の商品やサービスの販売がメインです。
Kindle Unlimited狙いの場合
Kindle Unlimitedは、Amazonが指定した200万冊以上の本が読み放題のサブスクで月980円です。
安く見えるようにKindle Unlimitedと同じくらいの価値にしようということで、980円で出している本もありますがKindle Unlimited狙いでやるなら良いのですが、冊数は伸びません。
読者に手に取ってもらいやすい価格は、ワンコイン以下です。ちなみにKindle Unlimitedに入っていない人、ハウスリストに流す場合は、無料から99円くらいが良いでしょう。
手に取ってもらいやすい価格の相場
Kindle Unlimitedの人も普通の人も手に取ってもらいやすい価格は、399円から499円くらいです。フロントエンドの役割にしているKindle本の相場も、同じくらいの価格です。399円や499円にしておいて期間限定で無料にした方が、オファーしたときにアピールできます。
ちなみに、399円だと自信がないから299円にしたとしても、あまり変わりません。299円で買う人は、399円でも買うので価格を下げる意味がないからです。
299円にすると、300円くらいの価値しかないのか、と思われてしまうこともあります。価格を下げ過ぎると、その値段相当のお客さんしか来ません。後ろにコンテンツや鑑定を置くということを考えると、ここでふるいにかけるという手もあります。
価格設定の登録方法
KDPの登録は、アカウント情報の登録、本の詳細の登録、本のコンテンツの登録が終わり、本の価格を決めたら、いよいよ本の価格設定の登録をして、すべての登録が完了です。ここからは、価格設定の登録方法を解説していきます。
KDPセレクトへの登録
KDPセレクトに登録する場合は、チェックを入れます。KDPセレクトへの登録は、基本的にはチェックを入れてください。
KDPセレクトとは
KDPセレクトに登録すると、Kindle Unlimitedという読み放題に登録されます。Amazon専売にしてくれれば本来35%の印税を70%入れるようにしますよ、というAmazonからのお願いです。
KDPセレクトに登録しなければ、価格を100円にした場合、35円しか入りません。チェックを入れれば70円もらえます。読み放題でもページ0.5円くらい入るので、読み放題にも入れてもらった方が収益は上がりますし、ランキングにも載りやすくなります。
ただし、90日間はAmazon以外では販売できなくなりますが、他で販売しなくても十分にメリットはあります。
例えば、Kindleで出した内容を、形や見せ方を少し変えてPDFにしてココナラで販売したりすることも、Amazonには分からないかも知れませんがリスクも大きいのでやめましょう。
KDPセレクトに登録した場合としない場合
KDPセレクトに登録した場合としない場合の条件の違いは以下の通りです。
KDPセレクト | 登録する | 登録しない |
印税 | 70% | 35% |
Amazon独占販売 | 90日間 | なし |
読まれたページ数収益 | ある | なし |
販売価格設定 | 250円~1250円 | 99円~20000円 |
本の無料キャンペーン | できる | できない |
出版地域
出版地域は、すべての地域にします。
主なマーケットプレイス
主なマーケットプレイスは、Amazon.comにするとアメリカのAmazonで販売されるので、ドルになってしまいます。Amazon.co.jpにして日本にしましょう。
価格設定、ロイヤリティ、配信
ロイヤリティは、KDPセレクトに登録するを選択していれば70%にしてください。価格設定は、自分で決めた価格を入力すれば自動的に計算してくれます。
今回、当社では399円で設定しました。税抜き価格の363円から配信コストの1円を引くと、ロイヤリティの70%は253円になります。
本のレンタル
本のレンタルは、KDPセレクトに登録すると自動的にレンタルが可能になり選択できなくなります。
利用規約
利用規約には、『購入可能になるまで最大72時間かかることがあります』とありますが、実際には72時間もかかりません。一番下の『Kindle本を出版』を押してから大体8時間〜16時間の間に出版されるので、それを見越して告知しておくといいかも知れません。
出版されたら、メルマガやLINEを送りましょう。KDPセレクトのキャンペーンを利用して、無料にすることもできます。
読者が買いやすい価格設定にしよう
今回の記事は以上です。
価格設定は、Kindle Unlimitedの人も普通の人も手に取ってもらいやすい価格は、ワンコイン以内の399円から499円くらいです。自社の商品やサービスの販売に導きながら、1冊につき250円以上はもらえますので、本を出さない理由がありません。
無料でも出せますし、失敗しても読まれないだけです。本を出版してからも、紙の本と違い価格設定や内容の修正もできますので、まずは本を出してみることが大事です。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
投稿者プロフィール
- 一般社団法人アイン専属のライター部門です。
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