5-1Kindleで出版する原稿の準備方法
こんにちは、みょうじんです。今回の記事は、Kindleで出版する原稿の準備方法を解説します。
以前は、本を出版しようとすれば出版社のオファーが必要で、自費出版するにしても高額な費用が必要でした。しかし、現在はKindleなどの電子書籍で出版社を通さずに、誰でも自由に費用もあまりかからず出版できます。
しかも、電子書籍はお客さまのニーズが年々高まり、市場規模も拡大傾向で2022年以降も需要が増え続けることが予測され、これから出版したい人にとってはまさしくチャンスです。
本を出版するには、もちろん原稿が必要です。皆様の中には、本を出版するときに、原稿は自分で執筆することが当たり前だと思っている人がいるかも知れません。しかし、本の内容によっては自分で執筆しなくても十分に原稿が準備できます。
今回の記事ではKindleで出版するにあたって、まず何を準備して原稿をどうすればいいのか、当社の出版経験をもとに解説していきますので是非参考にしてください。
出版するときに準備するもの
Kindleで出版するには、原稿、本のタイトル、目次、表紙、Amazonのアカウント、銀行口座が必要になります。
Amazonのアカウントや銀行口座は、すでに作って利用されている人は多数いると思います。表紙は、自分で無料デザインツールのCanvaで作ったり、外注して作ってもらったりして、本のタイトルは原稿を作成する前に考えておきましょう。
今回は、目次と原稿について詳しく解説していきます。
目次を準備する方法
目次は、原稿を自分で執筆するにしても、他の人に依頼するにしても、基本的には自分で最初に組んだほうが良いでしょう。
他の人が書いた人の文章に監修だけして連名で出すパターンの場合は、執筆者が目次を組みますが、まれなケースです。
ブログを外注する場合も同じで、最初に目次を決めないと散らかってしまい、外注する場合でも、自分が考えていたものと全然違うものが上がってきてしまいます。他の人にタイトルだけ渡しても、なかなか自分が意図するものと同じように書けるわけではありません。
目次に関しては、依頼する側が組むほうがスムーズに進みます。外注は意外に難しいので、自分で構成くらいは組めるようにしときましょう。
原稿を準備する方法
原稿を準備する方法は、基本的に3パターンあります。
①自分で執筆する
②自分以外が執筆する
③スクリプトやブログ記事を活用する
当社では、最後に修正はしますが②と③しかしていません。
今回は、①と②について解説していきます。
①自分で執筆する
自分がメインに立って自分自身を売り出したいスタイルなら、自分で執筆しましょう。また、時間をかけても自分が思い通りに原稿を作りたい場合は、自分で執筆したほうが納得のいく原稿ができます。
②自分以外が執筆する
自分で執筆しなくても原稿を準備する方法には、ゴーストライターに依頼することと、外注することがあります。
ゴーストライターに依頼する
ゴーストライターに依頼するのは、料金も高く見つけるのも難しいため、あまり現実的ではありません。
たとえ、ランサーズやクラウドワークス、Twitterで募集しても探すのは困難ですし、探せても高等な技術が必要で報酬も高く、相応の売り上げ見込みがなければ採算が合わなくなります。
お互いの素性を知っていたり、価値観を共有していたりして、意見が合い仲の良い人で高額料金を払ってもいいのなら、依頼してもかまいません。
外注する
当社では、目次は自分たちで組んで、原稿の中身は誰かにお願いするのがほとんどです。前書き、後書き、著者プロフィールは、当社で付け加えているパターンも多くあります。
全体の流れと、最初と最後だけは自分たちで書いて、中身だけは誰かにお願いするスタイルです。これは、当社が出版しているのはエッセイ本じゃなくてノウハウ本なので、中身は目次さえ読めば他の誰かが書くことが可能です。
エッセイ本とノウハウ本の違い
エッセイ本とノウハウ本では、原稿の作り方に違いがでます。
価値提供コンテンツは、本みたいな体系立ったものやブログ記事は、エピソードベースのものを読みたいという人もいますが、あまりエピソードベースじゃないほうがいい場合があります。
例えばキングコングの西野さんは、ほぼエピソードベースです。語り口調で、読んでいて面白いのですが、あまり実用的ではありません。しかし、だからといってエピソードを全く入れないとただの参考書みたいになってしまい、それもそれで面白くはありません。
価値提供コンテンツなら、エピソードを合間にちょっと盛り込んだり、目次の合間にコラムとか入れて、500文字くらい自分で書いたりするくらいで十分です。内容については、目次さえ決まっていれば、ある程度の知識を持つ人であれば、お願いしても全然大丈夫です。
インフルエンサーの場合
インフルエンサーの場合は、キングコングの西野さんみたいにエピソードベースでもいいのですが、西野さんの本を買う人は、西野さんが好きだという理由で買います。役に立とうという体で売る本ではありません。
西野さんみたいな本は、自己啓発的には役に立ちますが、実際のお金の使い方やお客さんの集め方など、実践的なノウハウで言うと、実になる部分は少なめです。
西野さんは、ネットビジネスのタイプで言えばセージ型です。セージ型とは、知名度の高いプロフェッショナルな人や有名で信頼性の高い人ができるネットビジネスの方法です。
西野さんや実業家の堀江貴文さんのコンテンツは、同じ内容をどこかの知らない誰かが言っていても、全く心に響きません。知らない人のエピソードベースの話は、読めたものではありません。
インフルエンサーじゃない限り、エピソードは入れても3つくらいで十分です。
自分のスタイルに合わせて原稿を作ろう
今回の記事は以上です。
Kindleで出版するときに必要な原稿は、自分で執筆する以外にも、ノウハウ本なら全体の流れを考え前書きや後書きを書けば、中身は外注することも可能です。自分のスタイルや本の内容に合わせて原稿を作りましょう。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
投稿者プロフィール
- 一般社団法人アイン専属のライター部門です。
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